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2008年2月21日 (木)

ビョーク@武道館2008.2.19

P000027211_2 これはロックのライヴというよりも総合芸術の舞台を鑑賞したという印象だ。 いや、ロックライヴとしても最高のポテンシャルを発揮していたのだから、これはもう最強と言っていいな。

最先端でありながら大衆音楽としてのクオリティも維持し続ける、要するに間口が広いが奥行きが何処までもある、しかもいつもケアは怠らない。

CDやビデオ作品を通してできたアーティストイメージの追認というライヴが多い中、ビョークはいつもその期待を良い方へ裏切る。曲はいったん解体され新しいライヴ向けに再構築される。入念なリハーサルが行われているであろうステージパフォーマンスは演出と自然なひらめきとのバランスが絶妙で、ビョークのイメージが毎回新しく上書きされていく。

彼女の音楽と言えば、大地というか母性的というかプリミティヴなビートが特徴の一つだが、今回のツアーメンバーのリズム隊が素晴らしかった。LFOのマーク・ベルの創り出すエレクトロ・ビートとダミアン・テイラーが操る新しい楽器『Reactable』のノイズとビート、そして生ドラム&パーカッションが複合的なグルーブを生み出していた。

気が付いてみれば、ベースもギターもいない、ブラスはリフ的な対応だし、バックはほとんどリズムだけというのも潔い。

ここ数年はビョークの熱心な聴き手ではなかったが(後悔して反省しています)、今回ライヴが観れて本当に良かった。マーク・ベル周辺も気になる。

『Reactable』はこんな楽器です〈ゲーム・マシーンみたいだ)http://wiredvision.jp/news/200708/2007082121.html

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