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2008年1月11日 (金)

1/9.1/10 Cocco きらきら Live Tour 2007/2008

Vicl36364日本武道館で2日間。9日は通常のバンドサウンド、10日はアコースティック・スペシャルナイト。

ドクターストレンジラブを母体として結成されたCOCCOバンド。根岸孝旨主導で作りあげていたそのヘヴィでラウドなサウンドは初期のCOCCOの音楽イメージを決定づけていた。70年代ロック・テイストの強いうねりのある演奏は情念系の曲でCOCCOの歌と最高の相性の良さを見せ、聴き手に強い印象を与えた。

そして今回はアルバム「きらきら」録音時に結成された新しいバックバンドによるライヴだ。

前バンドのギタリスト長田進が中心になり他のメンバーは一新された。よりCOCCOの意思が反映されやすい布陣ということらしい。その最初の成果がアルバム「きらきら」であり今回のツアーだ。

正直に言えば、聴き易さが増して間口の広がった「きらきら」の内容はファンの層を広げたかもしれないが、昔からの聴き手にとっては物足りないものだった。従来のサウンドから決別したい気持ちは分かるが彼女の持つ多面性の魅力を伝えるにはサウンドプロダクションに工夫も深みも足りない。器用なミュージシャンがバックをつけました、という印象だった。

しかし、バンドと共に曲は育つのだ。

圧倒されました、「アコースティック・スペシャルナイト」。

「きらきら」からの曲も昔の曲も、長いツアーで磨き上げられたCOCCOバンドのマジックによって新しい輝きを持つ姿に再生されていたのだ。現時点でのCOCCOの魅力、方向性、そして伝えたいことがリアルに届く最高のパフォーマンスだった。

当初、通常ライヴのアコースティックタイムのような和みムードで展開するのかと思っていたのだが、終始適度な緊張感が漂い、聴き手の集中力が切れる瞬間がなかった。

前日の通常ライヴは・・・ちょっと印象が薄くなってしまったが、悪くはなかった、とだけ言っておく。

両日とも「ザンサイアン」から何曲か取り上げていたのは嬉しかった。しかし、「暗黙情事」をアコースティック・スペシャルナイトで歌うとは思わんかった。

「ジュゴンの見える丘」はあらためて良い曲と認識。

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