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2007年12月

2007年12月31日 (月)

ご挨拶

027a 今年も今日で終わり。

日常の記録として始めたブログでしたが、「ちりとてちん」のおかげで妙な展開になってしまいました。でも反省はしていません。一つのドラマの感想を書き続けることも、個人の記録として意味があるかな、と考えております。

通りすがりの方も、何度か訪れていただいている方も、ありがとうございました。

喪中のため、新年の挨拶は控えさせていただき、普段通りで正月からスタートする予定です。

ではよい明日を。

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ザッパ、ああザッパ

来年のZAPPA PLAYS ZAPPA公演に向けて、復習と対策の為熱烈にザッパ祭り開催中。

何といってもオフィシャルとされるアルバムだけで80枚近くリリースされているザッパの世界。60年代から80年代まで多種多様な音楽活動を繰り広げ、ドゥーワップから現代音楽まで20世紀のポピュラーミュージックの集大成的な音の曼荼羅を創り出していた。

ザッパに魅力について語るのは非常に難しい。

全体としてザッパの人となりを理解している気になっていても、個々の作品の音楽的多面性に触れると再び混乱してしまう。ザッパについて考えることは知的興奮をもたらすが同時に言葉に置き換えることにむなしさも覚える。

ただ、「聴けばわかる」とも言い切れないのがザッパの因果なところなのだが。

The Zappa Album 41nrsw3an1l__aa240__2

ザッパの音楽は譜面に書かれたもの再現だ。

オーディションで選ばれた腕の立つミュージシャンを集め、編曲された譜面に沿って徹底的にリハーサルを行い、完成度を高めたうえで初めて人前で披露される。決してノリ一発で演奏されることはありえない。ザッパがギターで即興演奏をする時でさえ「作曲」の一環と考え全て譜面に起こしていた(その採譜の仕事で雇われたのがスティーヴ・ヴァイ)。

そうクラシックの演奏に近いものがあるのだ。若い頃、ピエール・ブーレーズにあこがれ熱烈なファンレターを出したことのあるザッパにとって、自分のオーケストラを持つことが生涯の夢だった。ロック・ミュージックに出会うことがなければ現代音楽の作曲家になっていたのは間違いないだろう。

晩年、実際にオーケストラで自作曲を演奏したり指揮を執ったりもしたが(ブーレーズに指揮してもらったアルバムもある)、更なる「高み」を達成する前に亡くなってしまった。

ザッパの曲はクラシックの演奏家にも人気があるようで、ザッパが直接関わった作品以外にも何枚かCDが出ている。

ここで紹介するアルバムは、フィンランドの若手演奏家7人からなるENSENBLE AMBROSIUSによるザッパの作品集だ。バロック時代の古楽器を使用して演奏される楽曲は基本的な編曲はオリジナル通りなのだが、独特の味わいがあり何度聴いても飽きない。楽曲の持つメロディの美しさや個性が際立ち構成の面白さがダイレクトに伝わってくる。選曲も良い。

気に入った曲があったらオリジナルを聴いてみる、というのがザッパ入門にいいかもしれないな。

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2007年12月30日 (日)

折り返し

07_ph ああ、もう半分終わってしまった。今から3月に終わるのが寂しい、困ったものだ。

後半からは、草々と若狭の結婚生活がメインになるのだろうけど、芸人同士の夫婦というのはいろいろと大変そうだ。

「芸の為なら女房も泣かす」、そういうタイプに草々はなりそうな予感も・・・若狭自身も一筋縄ではいかなそうだし。落語の腕だけで食べていかなくてはならない現実は二人にとって厳しいものになるのは間違いないな。

二人を囲む人々にもドラマが起きそうだ。

前半でたっぷり魅力的に描かれた大阪や小浜の人々がどんな人生を選び生きていくのか。中でも小草若の身の振り方が気になるし、そう、A子こと清海のその後はすごく気になる!ひょっとして、ブラック化?

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2007年12月28日 (金)

ちりとてちん 第77回

071224chiri_13fri男女が一線を越えるシーン。

テレビではいろいろ制限があるので穏便な表現で済ますことが多いが(特にNHK)、壁を破るというのは・・・ある意味直接的というか大胆というか、最高の暗喩だと思う。

お互いの感情の昂ぶりが、いつの間にかお互いの告白に転じていく。余計な干渉をせず、後は二人の問題とする寝床の人々の反応。そして師匠の「年内は恋愛禁止」の一言。主役二人の感情の表現をあえて極端に描く舞台的な演出は良かった。

それにしても、小草若の立場というか、その反応も含めてひっぱるな。たぶん後半の展開でも重要な関わりが出てくるかも。

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2007年12月27日 (木)

ちりとてちん 第76回

071224chiri_13thu思い出してみれば師匠が若狭の草々への思いに気付いてから三年、その集大成としての大晦日までの数日間。

師匠としては「下げ」は最高の形であって欲しいわけだ。

若狭を弟子にしたのも「おもろそう」という理由の師匠、最後まで楽しませて欲しいとは、ある意味このドラマで一番の鬼ですな。

小草若の若狭に対する思いの強さは、結果が見えているだけに切ない。師匠にとってこれは予想外だったかもしれない。ただ、小草若は落語に真剣になればなるほど父に近づける強みがある。早々にはそれは約束されていないことなのだ。

最終的には独立して自分の道を行かなくてはならない草々。

それは一人で行くよりは、切磋琢磨できるパートナーがいれば最高だ。それが愛する人であればより幸せなことだろう。

ちょっと照れ臭いこと書いてます、独り身のお前が言うな、ですね。

いずれにしても、次回に一つの決着がつくわけだが、あの予告の壁崩壊の場面も含めてどう「下げ」るのか楽しみだ。

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2007年12月26日 (水)

ちりとてちん 第75回

071224chiri_13wed今日は妄想シーンも多くて楽しかった。

当事者にとっては深刻な問題かもしれないが、観ている方には嬉しい展開。結局、若狭と草々、この二人に思い入れが出来るかどうかで「ちりとてちん」が楽しめるかどうかなのだろうな。

もちろん長いシーズンだ、何だかなぁという時もある。

しかし、この二人が「ちりとてちん」のメインである以上、彼らの行動に一喜一憂させられる事に楽しみを見出せなければ脱落するのもしょうがないだろう。所詮、万人向けの作品は不可能なのだから。

公式ホームページのスタッフ日記を読んで、この作品がいろいろな人に愛され支えられているのだな、と改めて実感。

それにしても、師匠は楽しんでいるだろう。むしろ焚きつけているといっても良い。どこか憎めないお茶目な役柄をあの渡瀬が演じているのが良いなぁ。

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ちりとてちん 第74回

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前座の若狭の高座の後、それぞれの個性を活かした兄弟子たちの落語が描かれる。

中国語の挨拶と彼らしい毒舌で始まる四草、得意(?)の「寿限無」ではなく「鴻池の犬」を懸命に演じる小草若、枕なしでいきなり本編「辻占茶屋」のいつもの草々、鳴り物入りで「場」をにぎやかに温める草原、そして過去の清算と再出発の喜びを込めた師匠の「愛宕山」。

草々はこの一門会で「辻占」を演じることで一つの落とし前をつけることができたようだ。見守る尊建や柳眉の表情が良かった。

実は小草若の「鴻池の犬」は草々の反応を含め時間をかけて描かれると思っていたので、そのあっさり具合は意外だった(早々の涙だけだものね)。もっともこの「兄弟」の話はまだ引っ張りそうな気がするが。

大晦日生まれの若狭、久しぶりに喜代美のあわれ節や糸子の独演会が聞けて面白かった。先週がシリアスな普通のドラマっぽい雰囲気だったので、ちりとてテイストが戻ってきたのは嬉しいな。

さて、若狭は遂に師匠宅を出なくてはならない現実に直面。草々も非常に気になる様子。年末年始、怒涛の展開の始まりだ。

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2007年12月24日 (月)

ちりとてちん 第73回

Mon_2_s 寝床の舞台が勉強会ということであれば、今回が若狭にとってプロとしての初高座になるわけだ。失敗や甘えも許されない仕事の現場、観る方もドキドキもんである。

貫地谷しほりの才能に興味を持たなければ「ちりとてちん」は観なかった。彼女の才能が「ちりとてちん」を通して世間に認知されていくことが楽しみだったとも言える。

だからこそ、前半最後の見せ場である一門会での若狭の落語の演技に大変注目していた。

それは驚くほど自然に何の気負いもなく演じられていた。落語としての完成度は決して高くないかもしれないがこの時点での若狭の落語(実力的にはこれから)を見事に表現し、力が足りなくとも観客の心に届く術を持つ若狭の才能が見る側に伝わったてきた。

渡瀬恒彦も嫉妬する貫地谷しほりの才能、恐るべし。

それにしても、草々の若狭を見る目、あれは「女」を見る目だな。

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2007年12月22日 (土)

刑務所の前 第3集 花輪和一

刑務所の前  花輪和一418ahga2ohl__aa204__2

その驚くべき観察力と記憶力、そして描写力で書き上げられた傑作「刑務所の中」で一般的な人気まで獲得してしまった業の深い漫画家花輪和一。

「刑務所の前」はたぶん刑務所ものの続きとして依頼された仕事だったのだろう。しかし彼はやはり普通じゃなかった。

もともと彼は日本の中世を舞台に業の深い人間たちの因果な物語を描き続けていた。裏今昔物語とも言える世界で異形の者や亡者たちが蠢く世界が持ち味であり最大の魅力だったのだ。

登場人物のほとんどが悲惨な結末(それが喜びだったりする奴がいてややこしい)を迎えるのだが、純な物の象徴として「少女」が登場する話も多い。「少女」は救済の道を示すことが多く、暗くなりがちな話に独特の光を与えている。それは救済を求める花輪自身の分身ではないかと思ってきたわけだ、昔からの読者は。

そこで「刑務所の前」だが。

二つの話が並行して描かれる。一つは従来からの花輪ワールド全開の中世を舞台にした物語。もう一つは花輪が銃刀法違反で逮捕入所する直前までをあくまでガンマニアの視点で描いた物語。中世編で主人公の父が鉄砲鍛冶という以外共通点はほとんどなさそうな二つの話が脈略なく唐突に出入りして、初めて読んだ人は困惑することは間違いない。

しかし、読み進めるうちにいろいろなことに気付き始める。

自分の「業」と冷静に向き合うことができた人間が救済への道を歩むことができる(救済は必ずしも約束されていない)。

中世編では純真な存在として描かれる少女が、現代編では混じりっ気なしの花輪その物「花子」という極悪なキャラクターで登場、あきれるほどの業の深さは救済さえも受け付けない。現実には「救済」どころか「逮捕」されちゃうのだが。

いかん、脈略なく語り始めてしまっている。あと少し。

この3集の各章の扉絵、樹木の絵が次第に不動明王に変化していくのだが、最後の2枚が意味深だ。花輪自身に真の救済は訪れるのか。余計なお世話か。

ある意味業の深い物語を描くことの多い高橋留美子が昔からの花輪和一ファンというのは分かる気がする。

興味があれば「刑務所の中」あたりから読んでみてください。

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ちりとてちん 第72回

071217chiri_12sat_2そうか、兄弟ではなく父と息子の物語か。

草々が小草若に感じていた引け目は実は師匠に感じていたものだろう。師弟関係ではなく、疑似でも良いから親子関係を望んでいた草々、だからこそ小草若に兄弟のような愛憎を感じていたのか。

頑固おやじの平手打ちは誰のパンチよりも痛そうだった。

「他人みたいな遠慮しくさって、ちいっとは、親の気持ち考えっ!」、草々の気持ちが伝わったような草若の言葉、まるで父と息子の和解シーンのようだ。それを見る小草若の心は複雑かもしれない。

波岡一喜が演じる尊建は以前の高座シーンが見事だったし、いくらなんでもただのチンピラ風では終わらんだろうと思っていた。今回、草若が早々を許す大義名分(一方の当事者が破門を願ってない)を伝える役目だったが、人間味のある尊建になっていてひと安心。今後さらにドラマに関わる存在になると良いが。「どんな一門やねん」は彼の決め台詞になるか?

結果オーライだとしても若狭の行動はどうかと思うが、そういえば若狭の破門は許されていない。来週何らかのお仕置きがあるのかな。

人を殴る場面、渡瀬と加藤はさすがの演技(もっとも渡瀬は本当に打っていた)。草原役の桂吉弥は優しさが出て痛そうじゃなかった、それが良いのだけどね。一人状況に乗り切れない小草若が愛玩犬のようだった。

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ちりとてちん 第71回

Fri_2_s 「ちりとてちん」らしくない展開が続く。

もう少し時間をかけて描いてもいいのではないか、という内容を強引にまとめたようだ。たぶん年内に一区切りつけなくてはならない事情もあるようだが。

「草々がうそをついたことが許せない」、師匠の気持ちもわかるが、ではどこに落とし所を見つけるのか。若狭の勝手な行動への怒りを含めて、「泣き」の土曜日での師匠の行動に注目したい。

草々と小草若、お互いがお互いに対して複雑な感情を持っている。それは決して悪意から出ているものでないだけに、余計に感情のすれ違いが起きやすいのだろう。師弟関係の中での兄弟ではなく、本当の兄弟に近い関係を心の底でお互いに望んでいるのではないかという気もする。今週のテーマは「鴻池の犬」、若狭と早々というよりも、小草若と草々がメインになりそうな土曜日でもあるな。

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2007年12月20日 (木)

ちりとてちん 第70回

Thu_2_s_2自らの拠り所である「家」。帰るべき場所を持たなかった草々にとって、徒然亭一門であることが「家」の代用だった。落語に励むことが家族である事の証と考えていたのだろう。

しかし、それは血縁に勝るものではない。遅かれ早かれ、「家」を出なくてはならないことは草々も理解していたはずだ。たまたま今回の出来事が早々の背中を押したのかもしれない。

ただ、草若の許を離れた後、何処に、何に拠り所を見出すのか。復帰はあるのか。一方の当事者である小草若が今後の話に大きく絡んできそうだ。

それにしても、草々役の少年はそっくりで驚いた。演技も上手いし、NHKのキャスティングは流石。早々少年が父の座布団にこだわりを見せるのは上方落語「猫の忠信」が元ネタになってるそうだ。この話、なぜか聞いた記憶があるのだが・・・。

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ちりとてちん 第69回

Wed_2_s 話が話だけに、予想通り「普通のドラマ」のようなシリアスな展開になった。

と思っていたら、小草若「そうか、破門か・・・ええっ!?」のノリツッコミや四草「何、生意気に算段してるんですか」があって、やはり一味違う。

年末の一門会は徒然亭復活のために必ず成功させなくてはならない。草若師匠にとって「早々の破門」は苦渋の決断だろう。事実が明らかになったとき、師匠がどんな判断をするのか?

草々が何故そうまでして罪をかぶる必要があるのか。まだ明らかにはされていないが、それが彼の出生や入門に理由がありそうなことは想像できる。また、草々の不在を誰よりも辛く感じている若狭がこの事態に対してどう行動するのだろうか?週末に向けて興味は尽きない。

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2007年12月19日 (水)

ちりとてちん 第68回

Tue_2_s 犬が可愛かったたなぁ。

草々も小草若も犬っぽいし、今回の落語「鴻池の犬」は絶妙な選択だ、もっとも演じるのは草原だが。

話が大きく動き始めた。

小草若の問題が早々に波及し、さらには若狭や徒然亭一門にも大きな変化をもたらしそうな気がする。

次回からは、シリアスな内容になりそうだ。

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2007年12月17日 (月)

ちりとてちん 第67回

Mon_2_s ゴリさん、もしくは甘利。熊曰く、「絵に書いたような貫禄ある人」。少ない出番で、胡散臭さ、男気の濃さ、一種のヤバさ、一筋縄ではいかない頑固者を体現しているのはさすが。

物語はパート2に入ったということか。簡単な状況説明の後、12月25日の一門会開催決定が描かれ、これに若狭の年季明け、小草若の失意等の物語が絡み今週のエピソードがスタートした。

メインとなるのは一門会の開催だが、小草若の行動が物語を大きく動かしていくようだ。

一波乱も二波乱もありそうな今週の「ちりとてちん」。一部メディアで大きなネタばれが登場しているが、見なかったことにして、楽しみたいと思う。

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2007年12月16日 (日)

風林火山 第50回 「決戦川中島」

Kanjiya 去年の今頃は「のだめカンタービレ」にはまっていて、これが終わってしまったら来年からは何を楽しみにテレビを観ればいいのか、と心配していたのだ。

それがたまたま「風林火山」の第一回を観てしまった。

驚いた。

キレイごとじゃない戦国時代、生きることにエネルギッシュな登場人物たち、いわゆる戦国絵巻的なものでない大河ドラマが新鮮だった。なかでも内野聖陽の勘助、そして貫地谷しほりのミツには強く魅かれた。

若くしてベテランの域にあり演技の引き出しの多い内野とがっぷり四つに組んで見劣りしない、それどころか輝きを増している貫地谷、これほどの女優とは思ってなかった。

勘助をあるがまま素直に受け入れてくれたミツ、守るべき者がいる喜びを勘助に気付かせたミツ、そして勘助の心に咲く花を見ていたミツ。

結局守るべきものを探してもがいていただけの勘助の人生、葛傘村との縁が最期まで切れなかったことも興味深い。あの村での生活が勘助にとって「始まり」であり「終わり」であったのだろう。

ミツに縁ある葛傘村の人々が皆生き残り、子を残し「血」を継承していくことも意味ありげだ。「勝ったのは百姓だ」てことはないか。

では、感想いろいろ

ガクト、片手での馬上姿良かったね。できる役は限られているかもしれないけど、「花」のある人だから機会があれば時代劇で見てみたい。

亀次郎、歌舞伎以外の演技は初めてだったけ?演技で信玄をでかく見せているのはさすが。人間臭い所も良かった。現代劇でスケベでこずるい役とか見たい。

ネットでは「平蔵氏ね」とか言われていたけど、正直生き残って(婆さん助けたよな、あれは)良かったと思う。

正直言って、前回も今回もしまりのないグダグダの進行だったとは思う。しかし、一年通して観てきた者にとっては、スタッフや出演者のこの作品に対する思いが伝わってくる場面がいくつもあって、それだけで大満足だった。

ここは素直な気持ちで  

ありがとう

次回作、観るかどうかは微妙だ。 

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2007/12/10再結成レッド・ツェッペリン

41ocffdvcml__aa240_ 今は本当にすごい時代だ。

もちろん非合法なのだが、盗み撮りした画像がネットに多数UP!おかげでこの歴史的ライヴを一部とはいえ全世界の人々と共有することができる。

もちろん映像的にも音響的にも十分なものではないのだが、そこは想像で補えば頭の中で最高のパフォーマンスが観えてくるのだ。

肝心の演奏だが、結論からいえば予想以上の出来。というかブランクを考えたら奇跡と言える内容だ。

もちろん、プラントとジョンジーは現役バリバリで安心、ボンゾJr.もDNAに期待できる、が問題はペイジ御大。全世界のZEPファンが「やめた方が良い」と心配だったのは、ペイジのプレイへの不安感が最大の原因だ。ちゃんと弾けるとそれだけでファンが安心する、ZEP解散後のペイジはプロとしてどうなのよ、状態が続いていた。もちろん素晴らしい演奏を聴かせてくれた時もあったが、安定感ということでは問題があった。

今回は、徹底したリハーサルがあったのだろう。ところどころ危なっかしい部分もあったが、アンサンブルが乱れることはなかった。

過去の曲をただ安易になぞるだけでなく、今この時演奏する意義を見出そうという気概が感じられた。一回きりでなく、更なるライヴをこなせばバンドに新たなマジックが生まれる気がするが・・・せめて、世界一熱心なファンのいる日本で今一度ライヴを!!

ちなみに、ライヴ一曲目は1stから「グッドタイムス・バッドタイムス」だったようで、もうそれだけで感無量。

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2007年12月15日 (土)

ちりとてちん 第66回

Sat_2_s うわっ、いきなり2年間飛んだ!

清海の事も、草々の事も、その時々の結果はあっても完了はない。疎遠でも親密でも一度知り合ってしまった人間関係、人生生きてる限り引きずるものだ。

2年間、それは各キャラにとって、成長なのか変化なのか?

若狭と関り合った人たちがこの後どんな生き方をしていくのか、物語の後半は「グランドホテル」形式というか、群像劇的展開になっていくのかもしれない。

ここのところのベタな恋愛劇においてやや類型的(嫌われがちな)な人物像になっていた清海と草々が、彼らのキャラ本来のいい笑顔で終わっていたのも良かった。もっとも、ナレや予告で判断する限り、彼らの2年後は決して明るいものではなさそうだが。

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2007年12月14日 (金)

ちりとてちん 第65回

Fri_1_s 師弟関係は親兄弟と同じ。

むしろ芸の上の損得や金銭的な問題が絡み易い芸事の世界では、親である師匠の人間的度量が大きく深くなければ弟子は育たないであろう。

他人の子を預かる親としての厳しさと包容力、若狭や草原に見せた態度や言葉は草若師匠の器の深さを十分に伝えてきた。

どん底からなんとか浮上しつつある若狭だが、あとは自分の力で泳がなくてはならない。さて何処に向かうのか、「犬かき」でも良いから頑張ってほしいものだ。

それにしても若狭、清海に言いたいことよう全部伝えたなぁ。清海にとっては、オセロゲームの「白」が一瞬で全部「黒」になったようなものだろう、これはキツイと思う。今回、清海の反応も含め二人のやりとりはそれ以上描かれなかったが、明日、どんな展開をするのか?草々も若狭の気持ちに気付いたようだし・・・。

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2007年12月13日 (木)

ちりとてちん 第64回

Thu_2_s事態は好転するどころか、さらに悪化してしまった。

小次郎の努力(あれは「算段」というより「思いつき」だけど)も兄弟仲を拗らせただけ、今回は鯖仲裁も役には立たず。合併を断って和田塗箸店独自の道を選ぶにしても、前金をきちっと返済してからでなくては筋は通らない。それが分かってるからこそ兄は苦しんでいるのだが…なんとか落とし所はないものか。

若狭もどん底状態。

二十歳前の女性が、社会に出たからといって1年かそこらで人間的に成長するわけはない。環境の厳しい変化に心も身体も付いて行かなくなり精神的な均衡が揺らぐ時が訪れる。若狭にとってそのきっかけが草々と清海の恋愛関係だった。危ういバランスを辛うじて支えていたのが草々の存在だったと思う。

あえて兄弟子として厳しく接する草原、今の若狭にとっては追い打ちにしかならない。

誰が底に沈んだ若狭の心をサルベージするのか?   草若師匠に500点。

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2007年12月12日 (水)

ちりとてちん 第63回

Wed_1_s落語の世界を再現するシーンは、役者の人たちも楽しんで演じていることが伝わってきて好きだ。

今回の「天災」も、貫地谷もさることながら心学の師匠役の松重豊がイイ!説得力が有るのか無いのか、強引な理屈の押し売りぶりが最高。強面でシリアスな演技も上手いが、こういう大きく後ろまで届く演技の軽妙さはさすが舞台出身。

さて、お話の方だが、糸子母さんも四草も頼りにはならないみたい。

小次郎叔父のいつになくマジな表情が気になるが、まさか彼が算段を?四草も自分のことでいっぱいいっぱいだし、そうするとあとは草原頼みか。

本当にこのドラマ先が読めない。

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2007年12月11日 (火)

ちりとてちん 第62回

Tue_1_s うわー、キツイ展開になってきた。

落語家の内弟子若狭にしても家内制手工業和田塗箸店にしても、天災には抗い難いのだ。この場合、天災をもたらすには女子大生タレントのA子であり株式会社若狭塗箸製作所であるのだが。

この危機的状況をどう乗り越えるのか?災い転じて福となるような前向きな解決策を得ることができるのか。

どうやらその算段をもたらすのは、大阪では四草、小浜ではお母ちゃんのような気がするが、どうだろう。

決定的な解決策ではないにしても、若狭の面倒を見るように師匠から言われた四草が若狭に何らかの影響を与えるのは確実だと思う。小浜の方は・・・多分そうなるかなと。

しかし妻子持ちの草原を除いて、4人の弟子たちはそれぞれ危うい部分を持っている。今は早々の暴走や若狭の迷走が目立っているが、いずれ小草若達の悩みや問題が表に出てくる展開もあるだろう。 

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2007年12月10日 (月)

風林火山 第49回 「死闘川中島」

W49_2 当初は1回で描く予定であった「川中島血戦」。最終的に2回分、90分で描くことになった、これは映画1本分の容量といっても良い。

果たしてこれが吉とでるか凶と出るか。

今回の放送を見る限り、良い面もあれば悪い面もあるという感想。

信玄と信繁、杯を酌み交わす場面は二人の大仰な演技が効果的だった(多分亀のリードが良かったのだろう)が、信繁の戦死場面はくどすぎる気がした。肝心の母衣姿がカッコ良くない、馬上の殺陣がヘタレ、形見として受け取る武士のセリフが下手・・・残念。

ま、それら不満も、最終回が心震わす内容であればすべてご破算、期待しているよ!

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ちりとてちん 第61回

071210chiri_11mon 20代の自分を顧みると、今日の草々は生殺し状態。健康な成年男子にとって、A子の見せる時々の表情は下半身直撃でしょう。NHK的にもA子兄、ナイスタイミング。

それにしても「大人の階段」には笑った。

今週は小浜組にも深刻な展開がありそうだし、色恋の問題だけでなく期待出来そう。

ところで、順子はひょっとしたら一番現実的な問題を抱えているのではないか。家業を継ぐために地元に残らなくてはならない。恋愛や結婚も家業を優先して考えなくてはならない。要するに小浜から離れた人生は考えられないわけだ。恋愛にうつつを抜かすA子やB子、実際は順子の目から見てどう思うのか、いつか描かれることがあるのかな。

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ちりとてちん 第60回

1071205chiri_10sat あいかわらずよく15分間に納めることができるなぁ、の濃い内容の土曜日の回だった。

この回で一番の見どころは、やはり若狭の2回目の舞台がどうなるか?ということだろう。それはつまり貫地谷が素人同然の若狭の芸が一歩成長する姿をどう演じるか、ということへの興味でもあるのだが。

「おかしな人間が一生懸命生きている」、人間観察というか、人に対する興味と愛情こそが落語の本質であるのだろう。そこには喜劇もあれば悲劇もあるかもしれないが、それはただ舞台の上の虚構として終ることなく我々の日常生活の経験や心情と地続きであるからこそ普遍的な価値を持ち続けているのだ。

若狭の19歳という年齢、家族と学校、ほんの少しの大阪暮らし、その程度の人生経験で落語の登場人物(愛すべき俗物たちとでもいうか)を説得力を持って演じるのは難しいことは草若師匠も十分承知していた。ただ、少しでも若狭自身の持ち味を活かす形で演じられればと期待していたはずだ。

それは、母の「へしこ」がらみのエピソードのおかげだったかも知れないが、自分の世界から語りだすことで、「ちりとてちん」が落語家若狭の芸として認識されたことは間違いないだろう。落語会後の師匠の苦言は、若狭の芸の伸びしろを認めたからこそだ。

そして、貫地谷しほり、この人の伸びしろはどこまで広がるのか。

実際の彼女は今を生きる普通の女子と変わらないようだが、演技者としての魅力や才能は同時代の若手女優の中でも突出している。「空想」が趣味、と言っているが、コントロールできる範囲の「妄想」や「想像力」は演技者にとっては必須だと思う。

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2007年12月 9日 (日)

小旅行

008a 会津若松へ、愛車(軽だけどね)の車内を加齢臭でいっぱいにしながら中年二人一泊二日の小旅行。

白虎隊関連には結構想うところがあった。

で、帰宅後録画してあった「ちりとてちん」「風林火山」を視聴。どちらも濃い内容だった。感想は明日UPする予定。

写真は腐れ縁の相棒。昔バンドマン、いろいろあって今はWEB関連。なぜか「教育者」の肩書もあったりする。訳あって只今独り身、若い嫁さん求む、との事。

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2007年12月 7日 (金)

ちりとてちん 第59回

Fri_2_s 「きつねうどん」じゃなくて「ざるうどん」だった。いつの間にか夏真っ盛りになっていた。

季節の移り変わりだけでなく、このドラマは大胆な省略が多い。

草々と清海の場面、長屋前の会話、電話での草々の口調、それだけで彼らの仲が進行していることを表す。若狭の掃除姿、稽古の場面、それだけで彼女の数ヶ月の進歩を見せる。

説明的なセリフ、場面を極力排し、短くも印象的な場面と役者の演技だけで物語を伝えていく。

出演者たちの話によれば、収録されても実際のオンエアでカットされる場面も多いということだ。脚本や演出のみならず、編集段階でも質の高い作品を作りたいという姿勢が伝わってくる。もちろん、主役をはじめ役者たちの演技の質が高いからこそであるのだが。

そして観る側は省略されている部分に想像(妄想?)を巡らせることで、この物語を何倍にも楽しむことができるのだ。

それにしても「へこし丁稚羊羹」、恐るべし。これだけ時間をおいてから発動するとは!いや、恐るべきは糸子母ちゃんか。

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2007年12月 6日 (木)

ちりとてちん 第58回

Thu_1_s 若狭の落語が上達しているのが短いシーンでも十分わかる。早く舞台で聴いてみたいものだが今回はお預け、本人が心から人に披露したいという気になったら上がればよいということだ。

草々の新しい演目は「景清」。主役の定次郎が目が不自由という設定や話が長いこともあってあまりテレビやラジオでは紹介されることがないようだ。定次郎自身も善人ではなく落語の主人公らしい自分勝手な俗人として描かれているところもあって、単なる人情話ではない。

もちろん落語の常で噺家によって設定を調整したりエピソードを整理して客層や時間に合せてて演じるのだが、今回草々が演じた「景清」はどうだったのだろう。

また、今週の話にどう関連させていくのかも気になる。今のところ、信心深いのか要領がいいのかわからんお母ちゃんのお百度参りがどう成就するかというところか。

清海と草々の急激な接近が若狭に芸だけに集中するきっかけになってくれれば良いが、そうすんなりとはいかないだろう。師匠や兄弟子たちがきっと手助けしてくれると思うが(きつねうどん?)。

しかし、ネット上で嫌われまくりのA子こと和田清海。こういう役は役者としてどうなのだろう。冥利に尽きるのかなぁ。

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2007年12月 5日 (水)

ちりとてちん 第57回

1071205chiri_10wed脚本が本当に良くできている。

若狭を取り巻く人たちそれぞれの思い、憐み、同情、共感、怒り、いろいろな感情を描くことで多面的な広がりを見せている。しかも、若狭に必要以上に干渉することなく最終的には彼女自身の問題として描かれているのが良い。

若狭を取り巻く人々というのは、我々視聴者のことでもあるのだが。

「おかみさんが居なくなってからの初めての弟子」、弟子を育てることの難しさに改めて気づく草若師匠、おかみさんの不在に今更ながら喪失感を強くしているようだ。

若狭と草々、「何この新婚家庭」状態には思わずにやけてしまったが、今週後半にはいよいよA子も登場するようで、若狭の未来は順風満帆とはいかないようだな。

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2007年12月 4日 (火)

ちりとてちん 第56回

草々の励ましTue_1_s

は残念ながら若狭の妄想のようにはいかなくて、「ん」と一発気合いを入れられただけ、これはこれで草々らしくて良かったと思う。

そして、肝心の初舞台。

プログラムミスか回線ショートか、誤作動を起こしたロボットみたいな動きの喜代美には以前草々の「辻占」エピソードで笑わせてもらったが、今回は笑えない。観てる側の思いが若狭の心境にリンクしてしまい、前半はドキドキものだった。

失敗することは織り込み済みとはいえ、それがどう描かれるのか気になっていた。取り返しのつかない決定的失敗として描かれたら(高座を途中で投げ出すとか)、それはちょっとやだなと。

「あけとくなはれ」、機転を利かしたというか、火事場の馬鹿力というか、しつこいほど練習したおかげで身体が覚えていたのだろう。「ほかしとこ」、突拍子もない「下げ」だが高座を下りる形にはなった。次につながる布石かな。

ただ、「ちりとてちん」という落語にはなっていない、やはり師匠の評価は厳しいものになるのだろう。師匠の表情には「甘いもんじゃないぞ」という言葉が浮かんでいるように思ったが・・・

若狭が母に甘えられるのもこれを最後にしないと、徒然亭一門として本当に落語を目指すことはできない。母離れしないことには真の自立にはならないのだから。

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2007年12月 3日 (月)

ちりとてちん 第55回

Mon_1_s 「若狭」と呼ばれて返事をする喜代美を見るとこちらもなぜか嬉しいのだ。一門やご近所の方々(主に寝床周辺だが)にも可愛がられてるんだなあ。

兄弟子たちにとっては文字通り「妹」弟子だし、近所のおじさんおばさんにとっては娘みたいなものだ、つい構って上げたくなるのも分かる。

ただ師匠にとっては若狭は何なのだろう。娘?たんなる弟子?

若狭の着物姿を見る目や、形見の簪を若狭の髪に着けさせるのは初舞台を祝うだけというわけではなさそうな気がするが。おかみさんの面影を若狭に感じているのだろうか。

まさか若狭に「おんな」を見ているとか、いやそれはないか。渡瀬さん、現役感強過ぎで洒落にならない。

弟子全員で若狭の髪に簪を挿すシーンはほんのり艶っぽくて美しかった。これは若狭にとっての通過儀礼ともいえる場面だったと思う。これからの試練は自分の力で解決していかなくてはならない、大人として自立して生きていくということだ。

さっそく、大きな試練が明日から始まりそうで、ちょっと心配。

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コミック新刊いろいろ

「のだめカンタービレ」19巻51mahanm5l__aa240_

ヨーロッパ編になってからは、正直惰性で読んでいた。新刊が出る頃には前回の話をすっかり忘れていて細かいところが繋がらないのだがそれでも読めちゃう。修行中はのだめと千秋に極端な環境変化や進展があるわけじゃないし、テレビ化で人気が出なければとっくに完結していたかもしれない。

そうは言っても読めば楽しいし、最期がどうなるか見届けたい気持ちになるのは事実。ここのところ収束に向かって物語が動き始めてきたようで、今回は事前に前回を読んで予習済みで購入した。

底抜け峰の登場は所謂テコ入れなのか。あの日本編テイスト復活は読者としては嬉しいが、物語的にはどうなのか。峰の演奏能力ではのだめ達の修行に何の影響も与えないだろうし。これからも日本編のキャラが続々登場の予感が・・・

でも許す。むしろ大歓迎。結末は大団円で皆で賑やかに迎えて欲しいと思っているので峰にはさらに頑張って欲しいとぞ思う。

ところで来年放送のテレビ版は完結まで描くのか?もしそうならコミック版も近いうちに完結するのだろうか。

「デトロイト・メタル・シティ」4巻515avt19c0l__aa240_

実写映画化決定て、しかも主演松山ケンイチ!生半可な演奏スキルではデスメタルはできないぞ。

今回も名言珍言オンパレード。

「殺ったことのある側」「下ネタの向こう側」「音楽が世界を壊しよん」「音楽は人を殺れる」などなど。

根岸クンが現実で味わう不条理はクラウザー様によってデスメタルの至福に昇華されるのだ、わはは。

スイーツ占いのエピソード、「もう気休めはよしてくれ フロマージュさんよ」がツボった。

しかしDMCはどんな音を出しているのだ。想像もつかん。メインのヴォーカル・ギターがあんなに自由でいいのか!映画化には震えながら期待している。

「ベルセルク」 32巻51xnp8zvhtl__aa240_  

何と14か月ぶりの新刊!勘弁してください。

自分が生きているうちに完結するのか、それよりも作者が完結するまで生きているのか。

巻を重ねるごとに描き込みの密度がハンパじゃなくなってきた。小説なら「地平線まで埋まったクシャーンの大軍」で済むが、漫画は描いて見せなくてならない。しかも描き始めるとこだわりのスイッチが入るようだ、三浦健太郎さんは。

おかげで繰り返し読んでも飽きない絵としての魅力(甲冑や衣装のデザインや装飾品へのこだわりはすごい)はあるのだけど、物語の遅々とした歩みはどうしたものか。1年以上待って、船に乗っただけというのは・・・

基本的に今の話自体は嫌いじゃない。むしろガッツと仲間たちに愛着もあるし、彼らがいずれ迎えるであろう悲劇的な運命(多分)までの道のりはじっくり描いてほしいのだが。せめて、以前のように年2回の刊行ペースでお願いしますよ、ほんとに。

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2007年12月 2日 (日)

こんな映画を観てきた 4

「椿三十郎」Art0711301556000n1

映画の日、1000円で観てきた。

作品の出来が心配でもあったが、期待している部分もあった。この作品が成功してくれれば、今後良質の娯楽時代劇が作られる可能性が生まれるかもしれない。そんな期待があったのだが・・・

森田監督はちゃんと演技指導しているのか?役者に任せきりなんじゃないか。セリフ回し、立居振舞、侍らしく見えない登場人物が多すぎ。なぜか旧作より間延びしたテンポ。致命的なのは三十郎が強そうにもキレ者にも見えないことだが。

いっそのこと、設定だけいただいてオリジナルの脚本で撮った方が良かったのではなかろうか。原作「日々平安」だったら松山ケンイチ主演でも作れそうだし。

黒澤版を知らない方は楽しめたのだろうか?初日で「映画の日」なのに空席があったのが気になった。

鈴木杏の膨張劣化ぶりには・・・松ケンはヅラが似合っていた。

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風林火山 第48回「いざ川中島」

W48_3 川中島に関する本を何冊か読んだり長野の古戦場跡を訪ねたりした経験もあるので、今回は描写が足りなかったりとんでもなかったりしても、脳内補完のおかげで十分楽しめた。

この戦は、妻女山と海津城の位置関係、謙信が妻女山に布陣することの戦略的意味が分からないと面白さが半減するのだが、上手く説明していたと思う。

それにしても、緑魔子には驚いた(今でいうアニメ声、大変なつかしゅうございました)。この役は反則ギリギリ、いやもう反則だ。だが、ガクト出演以降、こういう展開に違和感を感じなくなっている自分がいる。この婆さん、どう見ても魔女でしょ、これはマクベスか?蜘蛛巣城か?勘助は既に魔に囚われているのかもしれない。鬼美濃だってひょとしたら既に亡者かもしれんし。

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2007年12月 1日 (土)

ちりとてちん 第54回

今日は男気溢れる熊のアップでスタート。Sat_2_s

木村祐一は演技もセリフも下手だけど何か存在感があるのだな。「裏」のヤバさを感じさせるというか、映画関係者が使いたがるのも分かる。映画「松ヶ根乱射事件」での演技を超えた彼の不気味さはかなりのものだ。

喜代美の高座名が決まった。「徒然亭若狭」、草若師匠の「若」と喜代美の出身地を掛けた命名だ。来週からは落語家徒然亭若狭としての物語になる、まだ心許無いが。

しかし、こんなに早く落語家になるとは思っていなかった。まだ1/3が終わった所で、残り4か月分が若狭としてのドラマになるのだが、恋愛、結婚、出産なんていう当たり前の展開って事はまさかないだろうけど・・・あるのか?

今週は「泣きの土曜日」という終わり方にはならなかったけど、コミカルな演出は嫌いじゃない。貫地谷のコメディエンヌの才能を見ればスタッフも思わず悪乗りしちゃうよな。ほかのキャストも好きそうだし。兄弟子たちの喜代美の高座名の適当な命名には笑った。

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ちりとてちん 第53回

Fri_2_s 「箸を持つ手が綺麗」、なるほどね。

小梅さんと師匠の場面、芸事で生きる者同士の会話が粋だなあ。師匠がさりげなく着物の手入れを褒めるところ、が個人的に好き。

貫地谷しほり、この撮影時には落語もかなり上達していたと思うが、それをたどたどしく不器用に少しづつ上手にになるように演じていて違和感がない。演出の力もあるが、やはり本人の演技力の高さだろう。

祖母のスペイン行きは確かにサプライズではあるが、このスタッフのことだ、さらに驚くべき形でこの「スペイン行き」を物語に反映してくると想像している。小梅さんが向こうで再婚したり、青い目の弟子を連れてきたり・・・それはありがちか。

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