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2007年10月31日 (水)

デヴィッド・シルヴィアン日本公演

41vjbrwwhxl__aa240_ジャパン時代を含めると5回目の生シルヴィアン。

彼の声には抗いがたい催眠効果があって、前回のアルバム「ブレミッシュ」発表後の日本公演の時は眠気と戦う苦行に近いライヴ体験だった

アルバムでは故デレク・ベイリーの即興演奏にヴォーカルを被せるスタイルが程良い緊張感を与えていたのだが、ライヴでは例えは悪いがカラオケ・オヤジ状態で独り舞台をお聞かせさせていただく感じで、もうこの人は隠居しちゃうのかなと正直思った。

だから今回の来日も期待はしていなかった。ただ、スティーヴ・ジャンセンを含むバンドスタイルというところに、ひょっとしたらという気はあったのだが。

そして昨日渋谷文化村で観てきた、聴いてきた。結論からいえば、今年最高のライヴだった。人生でもベストに入る内容だった。

本人自ら次のステップへ進むための過去の集大成という位置づけの今回のツアー、メロディーの輪郭がはっきりした曲を抑制が利きつつメリハリのあるバンドサウンドに乗せて歌うスタイルは確かに過去を想起させるが、緊張感を保ち隅々まで意識を巡らせ過激ささえもコントロール下においたパフォーマンスはここ数年の活動の成果であり、またこれからの彼の新たな表現行為の指針となるものだと思う。

おまけのいくつか

一時間強という時間もちょうど良かったと思う。聞き手の集中力が持つのもそのぐらいだろう。最後まで覚醒して聴けた。

年齢層は若い人で30代か。若いリスナーがデヴィッドを知る機会はあるのかしらん。

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